行政書士受験で、まねしたほうが得をする勉強計画とは
行政書士の受験を目指すなら、勉強計画を立てたほうがいいことは間違いありません。
行政書士の勉強法を説明するページでもときどき持ち出していますが、
「この日までに、ここからここまでを読む」といった目安を決めることは、
集中しやすい「目標」というものを自分の中につくり出せますから、
自然と勢いも出てくるというものです。
というわけで、今から全体的な計画の立て方について説明しましょう。
勉強開始のときから、試験日までの期間を分割して、
どんなことを優先してやるのかを決めるという方法論です
(この方法は独学・通学・通信……と、どのやり方を選んだ合格者でも、
何らかの形で取り入れていることが多いです)。
行政書士の勉強計画における「前期」
この時期はひと言で表すなら「インプット中心の時期」です。・教材や勉強法(通学か通信か独学かetc.)を早めに選ぶ
・行政書士の勉強内容と問題に早く順応する
・全範囲を必ず1周以上する
テキストを数回、最低でも2回は(全範囲をもれなく)目を通したいものです。
過去問も並行して取り組んでいきますが、試験問題の特徴に慣れることや
問題の傾向、特に頻出のパターンや範囲を見抜くことが優先です。
行政書士の勉強計画における「中期」
この時期はひと言で表すなら「アウトプット中心の時期」です。・問題集への取り組みを勉強の中心に据える
・それぞれの試験範囲について、特徴や出題傾向について詳細な知識を有する
・応用力の鍛錬も進めていく
問題をひたすら解いて、本番の試験ですらすらと解答用紙を埋められるような
実践的な演習を増やしていく時期です。
予想問題集も機会を見てはじめることも望ましいです。
もちろん必要にあわせて、テキストに随時戻って知識の穴埋めすることが重要です。
行政書士の勉強計画における「後期・末期」
この時期はひと言で表すなら「インプット・アウトプットともに、まとめまくる時期」です。・自分にとって足りないところが何なのか、落ち着いて分析する
・足りない部分を徹底的に克服する努力を最後まで続ける
・本番の試験に備えて、体調管理や準備を抜かりなく行う
もう時間がないのですから、自分の実力を客観的に判断して、優先事項を整理します。
苦手な部分は特に急いでカバーしまましょう。
模擬試験等を用いて、実力を試すことも必須のプロセスでしょう。
上記の説明は、期間に合わせた具体的な勉強計画を立てるときに必須の知識ですから
よく参考にしてください(他のページで、期間ごとのスケジュールの説明を行います)。