行政書士の過去問の利用法(初心者はこう使うべき)
行政書士の勉強法において、中心的な教材となるもののふたつ目が過去問題集です。
他のページでも述べてきましたが、過去問題集は、ある意味ではテキストよりも行政書士の
受験者にとってのニーズが高いアイテムでもあります。
過去問題集はそもそも、いったいどうしてそんなにも必要だとされているのでしょうか?
ここでは、行政書士の過去問がなぜ重要なのか、そしてどんな使い方を意識するべきなのかを
書いておきましょう。
まったく行政書士を勉強したことがない人はよく肝に銘じてほしいところです。
行政書士の過去問を解きまくると? 出題形式がわかる、そしてそれに適応していける
出題形式だけなら、検索するだけでも知ることはできます。しかしそれだけではいけません。
試験の日を迎えたとき;
・どうやって問題を読んでいけばいいのか?
・どうやって選択肢を選んでいったらいいのか?
・(記述式の場合は)どうやって回答を制限内の文字数でまとめ上げればいいのか?
……といった根本的なことを、実際に過去問題を解きまくることで、
身体に覚え込ませることができます。
他のページでも触れますが、試験時間は極めて限られています。
よく文章を読んでいる暇はありません。
すべての問題を着実に解き終わるには、実地練習あるのみなのです。
それぞれの問題について、どんな傾向なのかを理解できるようになる
合格率や合格基準のことを説明するページでも書いていますが、
行政書士の合格率が大きく上下しないのは、問題にヒントが隠れているからです
(そんな事情があるからこそ、受験者は対策を練ることができるのです)。
もっとはっきり書いてしまうと、行政書士の試験問題には
例年ほぼ変わらない共通点がたくさんあります。
出題形式や合格基準が同じなだけではありません、
ひとつの出題範囲を集中して見るだけでわかってくるのですが、
毎年似たような問題が(もちろんところどころ変わっていますが)、あちこちに出ています
(似たような法令から問題がつくられることもしばしばあります)。
行政書士の過去問は、合格のための情報の宝庫です。
すみずみまで目を通して研究しましょう。
特に、複数回見かけたようなところはよく研究して、ひねった問題がそこから
つくられても解けるようになることをめざすべきです。