行政書士の資格で、主婦が家庭を優先しつつ働きたい場合
行政書士は主婦であってもじゅうぶんに合格できる資格です。
現に主婦の行政書士受験者も、(一気に、ではないですが)増加傾向にあるという意見も
ときたま関係者の間から出されています。
主婦が行政書士の資格を取得することで与れる恩恵にもいろいろなものが考えられますが、
ここでひとつのパターンを提示してみます。
夫や子供のいる主婦が、あくまでも家庭を守ることを優先しながら行政書士として
活動するケースです。
主婦が家庭優先で、行政書士の仕事をするときのメリット
家庭を大事にしたい主婦の場合、家事や育児のほか、家族の介護や看護まで
請け負うこともあります。また、子供が幼ければ幼いほど手がかかることも事実です。
こうした条件下では働く時間は限られますし、家から遠く離れにくいという事情も生まれます。
こんなときに行政書士の資格があると、どんな使い道が考えられるでしょうか?
月に1~数回程度、若干の案件をこなすペースで、仕事を請けるという働き方が成立します
(実践している主婦の行政書士はすでにいます)。
このやり方で得られるメリットを並べてみましょう。
・働く時間を「時短勤務」にできる
1日数時間程度、家事や育児の合間だけで切り回すことも不可能ではなくなります。
・家を長時間空けないようにすることも可能
すでに自宅から離れた場所に事務所を構えてしまっている場合もあるでしょうが、
事務所の営業時間をしばらくの間制限する手もあります。
あるいは家族の了承を得て自宅で営業する手もあります。
※行政書士は、ほうぼうを出歩く機会が多い職業でもありますが、
それについても仕事の量を制限することで調節する余地はあります。
・主婦にしては高い収入を得られる
条件が厳しい以上、収入にも制限はかかります。
しかし、一社会人として暮らせるほどの年収は手に入らなくても、
一般的なパート業務等よりはだいぶ高い金額を、限られた時間で稼ぐことは可能です
(平均して10万円や20万円クラスの案件を月に1~数回受けるだけでも、
主婦としては恵まれた収入になるでしょう)。
行政書士は、縛りが多くて働きにくい主婦にとっても多くのチャンスを与えてくれます
もちろん、常にうまくいくとは限りません。家庭優先の主婦の行政書士であることが
仇となって仕事の依頼を避けられるというケースも発生しています。
それでも、行政書士という資格は働き方に無限の可能性があります。
工夫しだいでさまざまな応用が利くことは事実です。