行政書士の勉強がなかなかはかどらないとき(基礎法学の場合)
行政書士の勉強法の極意といえば、どの科目もまんべんなく地道に続けることです。
とはいえ、受験者にはそれぞれ得意科目や不得意科目が出てくるのが当たり前です。
それに、オーソドックスなやり方を踏襲しようとしてもうまくいかないこともよくあることです。
……そんな事情を考慮して、科目ごとに
ちょっと見方を変えた勉強法やアドバイスを書いておこうかと思います。
「これをやれば、どんな人でもうまくいく」というわけではありませんが、
なかなかはかどらないときに、試してみると打開策となる可能性ならあります。
ここでは「基礎法学」のちょっとユニークな勉強法です。
行政書士の勉強中、これで基礎法学の進捗に弾みをつけられる可能性も
基礎法学は、とにかくあいまいな部分が目立つ科目です。
なじみにくいことを悩みの種にする受験者が毎年集団発生しているという噂も絶えません。
※ここで気を付けてほしいのは、問題数が多くない(2問)ことから、
あえてこの科目を「捨ててしまっても……」といった意見がたまに出てくることです。
確かに、他の問題数が多くて合格のカギを握る科目にウェイトを置いたほうがいいことは
否定できません。それでも、基礎法学にしても他の科目にしても、
勉強をおろそかにする科目をつくることはいただけません。
それにしても、テキストと過去問を使った通常の勉強以外に
何かできることはないのでしょうか?
ここで、たまに「法学検定」という資格試験の教材や問題を
利用した合格者がいることをお教えしておきます。
「法学検定」の「ベーシックコース(旧4級)」や「スタンダードコース(旧3級)」の内容が、
「基礎法学のほか、行政書士全体の勉強に役に立った」という意見が
ときどき実際に出されています。
実際に、行政書士の基礎法学と法学検定の内容には似ている部分もありますから、
基礎法学の勉強にうまく入り込めないときは、
思い切って法学検定の問題に目をやってみると、よい効果を味わえる可能性があります。
※これはあくまでも、時間的余裕があるときの話ですね。時間がないときは
やはり通常通りテキストや過去問を中心にした勉強に全力を投じることが妥当でしょう。