行政書士が合格から速やかに成功に近づくために/実務研修講座の利点
行政書士試験に念願かなって合格したら、行政書士として開業するというケースが
ほとんどでしょう。ところで、いきなり単独で独立開業しようとしても、
うまくいかないことがたくさんあることは簡単にイメージできますね。
しかし(既存の、行政書士法人や何らかの法律事務所等に入るのならまだ別ですが)、
「士業」は個人で原則としてすべてを最初からやっていかないといけません。
行政書士連合会等もあれこれとアイデアを振り絞って手助けはしてくれますが。
そういった行政書士特有の事情を見越して、一部の学校では「実務研修型」の講座を
行政書士合格者、いわばルーキーを対象として開講しています。
行政書士の実務研修講座の中身とは?
行政書士の「実務研修講座」では、行政書士の受験勉強ばかりをやってきた人でも、
「行政書士の実務がどんなもので、どんなことに気を配らないといけないのか」
という重大な内容を、なるべくすんなりと学んでいけるように構成されています。
実務研修型の講座については、大手の学校を中心に開講しており、
通信講座だけの会社や小規模な教育機関の場合はめったに開講していません。
大手の学校の場合、「どうやったら受けられるか」は、もちろんその学校しだいですが、
やはりそこの講座を受講していた人のほうが優先的に受けられたり優遇されたりする傾向は
あるようです。とはいえ、合格までそこの講座をいっさい使っていなかった人を
締め出しているというわけではありません(他社の講座を使って合格した人や
独学合格者に対しても、門戸を開いているケースがほとんどだと思われます)。
行政書士の実務研修講座をどうやって選んだらいいのか?
実務研修型の講座については、行政書士がよく手掛けている業務について
具体的に教えてくれるところもあれば、普遍的な仕事の進め方やマーケティング手法等を
中心に教えるところまで、さまざまです。
カリキュラムをよくチェックして申し込むことがおすすめです(パンフレットほか
無料の資料を入手したり、Web上で公開されている情報をチェックしたりして、
後悔のないチョイスを心がけましょう)。
※安いに越したことはありませんが……、そればかりに固執すると、
収穫がないまま受講が終わってしまいかねません。自身のキャリアを開花させるために
受けるのですから、中身重視で選びましょう。